2018年11月25日
親しい人が亡くなって悲しい思いをしている時に、遺品の整理に膨大な時間と労力を費やさなければならないことがあります。しかし、生前に本人がどこまで行なっておくかで、どれほど気持ちよく人生を終えられるかが変わってきます。
幾つかの分野で行なっておけることがありますが、その一つは心の準備でしょう。例えば、幸せな最後を迎えるためにはどんな心構えで生きていけばよいか、仮に病気になったとしたらどうすべきか、といった事柄をじっくり考えて心の整理をしておくことができます。
また、不要な物は処分しておくことによって、遺族が遺品を片付けるために苦労しなくてもよいようにしておくことも必要です。さらに、仕事関係や親しい人の連絡先をきちんとまとめておくなら、万が一の事態が生じた時にも葬儀の連絡をきちんと行なうことができます。こうした準備に加えて、生きているうちに生前葬と呼ばれるお別れの会を開いておく人もいると言われています。生きているうちに葬儀を行なうことによって、しめやかな雰囲気にならず賑やかに行なうことができるというメリットがあります。また、生きているうちに行なうお別れの会では、参列した方々に自分の口から直接感謝の言葉を述べることができますし、自分の好きなスタイルで行なえるのが魅力と言えます。