2017年07月23日
ひと昔前と異なり現代の社会事情は様々な面で大きな変化を見せています。地方から都会に働きに来ていた昔と異なり、現代では都会から地方へ移住する人も多くなっています。人々の移動などにも昔ほど制限がないので、自分の希望をかなえやすい時代だということができるかもしれません。
しかし、婚礼や葬儀など昔から続く社会的な慣習においては、すぐに変化や柔軟性が現れているというわけではないかもしれません。婚礼においては若い世代で行うことが多いため、様々な形態が柔軟に受け入れられています。
一方で葬儀の場合には、昔ながらの考えを大切にしている人もいるので、世代間での考え方に違いもあるようです。しかし、葬儀やお墓のことで家族に迷惑をかけたくないという考えを持っている高齢の人たちは多くいます。
もちろん高齢でなくても、お墓というのは現代社会で頭を悩ませるもののひとつになっているそうです。そこで、様々な埋葬の形態が提案されるようになりました。その中でも現在支持を集めているのが永代供養という方法です。
この言葉は以前であればお墓が骨壺でいっぱいになった際に永代にわたって寺院などが供養してくれることを意味していました。しかし現代では、はじめから永代にわたる供養を目的とした納骨堂や専用のお墓などもあるそうです。これらは、金銭的やお墓の掃除などの家族の負担なしという点が特徴であり、魅力のひとつとされています。少子化などに伴い、お墓をみてくれる人がいないという不安は多くの人が抱えており、永代供養は新たな選択肢として注目されています。